茹で落花生用の生原料を当店で販売しない理由とは?【ゆでピーナッツ】
毎年ゆで落花生のシーズンが近づくとよく増えるお問い合わせ
このお問い合わせはとても多く、
当店(千葉県の落花生屋)でも耳に胼胝(たこ)ができるくらい聞きます。
当店は決まって、
「申し訳ございません。当店では茹で落花生用の生落花生は販売しておりません。
販売しているのは、完成したゆで落花生商品でしたらご用意があります。」
「こんなにお問い合わせがあるってことは需要があるってことじゃないの?」
「売れば売れるのに何で売らないの?」とお客様は考えると思います。
では、なぜ落花生屋である「石井進商店」で茹で落花生用の生原料を販売しない理由とは?
理由は大きく3つあります。
・在庫を持てない問題
・鮮度と美味しさ
・原料を全て製品にする為
詳しくこの記事でご紹介して、
茹で落花生用の生原料を販売できない理由をご理解頂けたらと思います。
記事の信ぴょう性・筆者について
「石井進商店」(いしいすすむしょうてん)
・1955年創業したピーナッツ専門店。
・落花生の名産地!千葉県八街(やちまた)市で65年以上落花生を販売中!
・落花生に関する情報を長年の経験と知識から発信しています。
茹で落花生用の生原料を販売しない理由とは?【ゆでピーナッツ】01
茹で落花生用の生原料を販売しない理由とは?【ゆでピーナッツ】
理由を3つに分けてこの章でご紹介致します。
・在庫を持てない問題
・鮮度と美味しさ
・原料を全て製品にする為
茹で落花生用の生原料、在庫持てない問題
千葉県では、茹で落花生用の生原料を市販(スーパー・道の駅など)で販売しているのを見ます。
特に落花生生産量一位の八街市ではよく見かけることが多いです。
では、なぜ八街市で落花生屋を営んでいる当店で茹で落花生用の生原料を販売していないのか?
理由①:茹で落花生用の生原料は生もの=足がとても早い=賞味期限が早い。
掘りたてなので、落花生に水分をたっぷり含んでいます=生原料が腐りやすい
つまり、茹で落花生用の生原料だと在庫管理がとても難しいため販売しておりません。
茹で落花生用の生原料は鮮度とおいしさが落ちるのが早い
茹で落花生用の生原料、全て茹で落花生の製品にするため
最後にパッケージに封をして、鮮度を保つため、冷凍して完成です。
Q.冷凍したらせっかく茹でたのにおいしさとか落ちないの?
A.冷凍ゆで落花生を解凍すると、おいしさを保った状態で解凍されるので美味しくいただけます。
イメージでいいますと築地でマグロが冷凍された状態でセリに出されているみたいな感じです。
そう考えて頂くと、冷凍の茹で落花生も安心して召し上がれると思います。
冷凍はちょっと…という方はレトルトタイプの茹で落花生もご用意があります。
こちらですと、常温ですぐに食べられるということで人気が徐々に高まって来ていております。
茹で落花生の新豆は当店の場合は、9月中旬頃からスタートしますので、興味がある方はチェックしてみてください。
当店のポリシーである「お客様に最高級のおいしさを提供する」ということが
茹で落花生の生原料の販売では難しいため。
当店がお客様においしいゆで落花生を提供できるベストの方法が、「完成した茹で落花生」ということです。
決して、市販の茹で落花生の生原料を否定しているわけではありません。
一定数のニーズがあることは把握していますが、ご納得頂ければ幸いです。
以上が、茹で落花生用の生原料を当店で販売しない理由とは?【ゆでピーナッツ】でした。
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