2023年の千葉県産落花生の生産量・相場の総評＆2024年は千葉県産落花生はどうなるか？落花生屋が予想します！ | 八街で落花生を販売している当店のブログは落花生の情報を発信しております

2023年は落花生の成長時期に残念ながら雨が降りませんでした。

いつもの時期よりも少し遅れて雨が降ったので、遅く種をまいた人は幾分育っていた印象です。

千葉県八街市ですと、ありがたいことに当店の農家様付近では局地的に雨が降ってくれたりしましたが、八街全体でいうと雨量は少なめ。千葉県全体的にもあまり降ってはいないと思います。

成長時期に散水をしてくれていた農家様は、ある程度大きくなりいい落花生を作っていましたが、水をかける環境がない農家様の落花生は育っておらず、製品にできるものが少なかったりしました。

2023年の相場は正直始まるまでどのような相場になるか落花生屋でもわかりませんでした。

理由としては、2022年が大豊作だったため、新豆がはじまった１０月～１１月頃は値がよかったのですが、

予想以上の豊作とわかると、一気に値が崩れてしまいました。

その余波が2023年もあるかもしれないと危惧していましたが、収量が平均よりも少ないことも相場は安定していました。

１０月～１２月が千葉県産落花生の収穫時期になるのですが、その期間の相場は安定していました。

新聞相場（千葉日報調べ）は

中手豊など早生種　30キロ：14,000円～15,000円　一貫目：1,750円～1,875円

千葉半立（チバハンダチ）　30キロ：17,000円～18,000円　一貫目計算：2,125円～2,250円

※あくまで平均なので、落花生の品質の良し悪しで買い取り金額は上下します。

野菜の相場などに比べると、安定した相場で農家様も安心していました。

2023年10月からインボイス制度が始まり、それによって買い取り金額が農家様によって変わってきた情勢もあります。

2024年は、2023年と同じくらいか、少し増えればうれしいかなーくらいだと思います。

2022年並みに戻ることは難しいと思います。

理由は昨年落花生を作らなくなった農家様は、落花生の種をもっていないためそのまま別の野菜にシフトする可能性が大きいです。

どの作物もそうですが、種代は結構かかるので昨年と同じ作物を作ろうかなと思う方が多いのでは？と予想しております。

期待を込めて少しでも多く作る農家様が増えてくれたら、当店としてはうれしいです。

もし新規で始めよう、久々に作ろうかなと考えている方は「千葉半立（チバハンダチ）」を作りましょう。

当店ではずっとですが、世間の流れ的にも千葉半立（チバハンダチ）の需要は高くなっています。

買い手的にも千葉半立（チバハンダチ）なら買えるというところが多いと思うのでおすすめです。

これに関しては、正直新豆シーズンが始まってみないとわからないというのが本音です。

ただ、例年通りの収穫量であれば、値崩れはしないと思うので、割といいお値段で売り買いがされるのではないかと思います。

いい落花生を作れば、それに見合った相場以上の稼ぎになると思いますので、これを見ている落花生農家様は努力していただければ嬉しい限りです。

天候により品質が変わるので、相場もそれ次第

また今年はすでに残暑が想定されているので、雨がどのくらい降るのか？という問題があります。

今年は水不足が顕著に表れていたので、農家様は肥料をたっぷりやる・水を撒けるところはしっかりまくということを徹底していただければある程度の品質は保証されると思います。

千葉県産落花生の需要は年々上昇していると思います。

・コロナが落ち着いてきて、外出する機会が増えて千葉観光などのお土産として利用される方

・会社などもリモートワークから会社に出社して、取引先のご挨拶に行く機会が増え、その手土産として

・健康・美容のため、おやつ、料理用などで普段使いする方など

千葉県産落花生は、幅広く利用価値があり、需要が増えていますので、農家様も安心して作っていただければと思います。