中国産ピーナツは安全か?輸入ピーナツの安全性についてプロが解説!
中国産ピーナツは安全か?輸入ピーナツの安全性についてプロが解説!
国内流通している国産ピーナッツはわずか1割!
日本で流通しているピーナッツ(落花生)の
国産・外国産ピーナッツの比率=1:9
と圧倒的に外国産ピーナッツが出回っております。
国産ピーナッツの割合でみると千葉県が8割のシェア!
外国産ピーナッツと比較すると国産ピーナッツは一割ですが、
国内のピーナツでみていくと千葉県が80%以上の生産量を誇り、全国一位です。
品質が高く、甘い味わいで千葉県の落花生は有名でございます。
そんな中国産ピーナッツと国産ピーナッツの千葉県産ピーナッツを比較しながら解説していきます。
今回中国産ピーナツについて、語る上で非常に参考になる記事がありましたので、そちらを引用させていただきながら、解説をさせていただきます。
一度こちらの参考資料をお読みになってから、この記事を読むとよりスッと頭に入りスムーズに読めると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
と食品に関して中国産と聞くと、良くないイメージですが、中国産ピーナッツにもそのイメージがついてしまう事例が最近起きています。
キーワードは「アフラトキシン」
その「アフラトキシン」が中国産ピーナッツから発見された事例が増加している!
この事例がメディアで取り上げられて、中国産ピーナッツの危険性についてグッと関心が高まりました。
千葉県の落花生屋はもちろん、国内のピーナッツを取り扱う会社に激震が走ったニュースでした。
この情報だけ聞くと輸入ピーナッツはアウト!!と感じるかもしれませんが、まだ続きがあります。
国内生産されているピーナッツで「アフラトキシン」の検出は0(ゼロ)!
皆さんがそうなると気になるのが、国産ピーナッツは大丈夫なのか?という疑問。
この記事を書いている2021年まで国産ピーナッツから「アフラトキシン」は検出されていません!
国産ピーナッツからなぜカビ毒=「アフラトキシン」が発生していないか?はのちほど紹介いたします。
話を戻して、国産ピーナッツから「アフラトキシン」が検出されていないソースと輸入食品の「アフラトキシン」について記載されている記事をご覧ください。
→ピーナッツに限らず、様々な輸入食品に頼っている日本は「アフラトキシン」が混入している輸入食品がメディアであまり発信されていないだけで検出されているみたいです。
なぜ?「アフラトキシン」が輸入ピーナッツから発生してしまうのか?
の続きを引用させていただきながら、解説をしていきます。
記事を読み進めると、取材している中国の農家様や落花生会社(工場)はとてもしっかり管理をしており、落花生を栽培する畑や工場は「アフラトキシン」が発生しそうな部分がないです。
※現場を直接見てないのと、工場が稼働していないので実際言葉通りの管理をしているかはわかりませんが(笑)
実情は分かりませんが、ただこの後の「アフラトキシン」が発生する理由を聞いたときの中国社長の発言は的確です。
これは中国産(輸入)ピーナッツに限らず、
国産ピーナッツも当てはまるのですが、収穫前の乾燥が甘い落花生は腐る可能性があります。
話を戻して、ピーナッツが腐る理由はみなさんの想像している通りで、食品を湿気っぽいところに放置したら品質が落ちるのは当たり前です。
ピーナッツも湿っている状態で収穫すると自主的に乾かさないとまったく乾きません!なので乾燥状態が悪すぎる状態で放置したピーナッツはカビます!
ここまでの情報をまとめると…
この条件がかみ合ってしまう状況が、中国産ピーナッツをはじめ輸入ピーナッツには当てはまってしまいます。
それが続きのインタビューで分かります。
農家の管理不足が原因の場合もある。
これは中国産ピーナッツに限らず、国産ピーナッツにも言えることですが、
・ピーナッツ栽培をしている農家様が、自分の一日の可能な仕事量を把握しているか?
→一日にできる仕事量は決まっているので、それに見合った量を超えて作ってしまうと基本的に品質が下がるのは当たり前です。しかし質より量でやっている以上こういった状況は避けられないのかもしれません。
・乾燥が良くなるかどうかは本人のやる気次第
これは国・人種全く関係なく、人によって仕事の丁寧さが変わります。
なので、その人自身がやる気をもって生産すれば、乾燥の良い落花生ができます。
なぜ国産ピーナッツからは「アフラトキシン」が発生していないのか?
さきほど輸入ピーナッツについてまとめた
から国産ピーナッツの安全性を見ていきます。
「船」による長時間の輸送が、カビを発生させる可能性があるか?
→国産ピーナッツの場合、その可能性が極端に低い!
なぜなら、長時間の「船」を使用して輸送する機会が少ないため。
一番の要因はこれだと思います。
・千葉県なら千葉県内でピーナッツをそもそも使うことが大半。
・他の都道府県に原料や加工品を送る場合でも、陸での運送をメインに使用しているので、「船」のような湿気にさらされるという状況が少ない。
・そもそも仮に乾燥が悪いピーナッツが紛れていたとしても、「アフラトキシン」が発生するくらいの長時間輸送がないため、今まで検出がないと考えられます。
一部の生産農家・落花生会社のピーナッツの管理がずさんな為、乾燥が悪い状態で出荷される可能性はあるのか?
→国産ピーナッツも乾燥が悪いものもあり!ただし管理体制や鮮度などでクリアしている!
・生産過程で乾燥の悪い落花生ができてしまうのは、日本でも中国でも同じです。
ただ、その原料を加工するピーナッツの会社が商品化するまでに乾燥の悪い落花生・カビが発生している落花生は省いています。(海外のピーナッツ会社もそうだとは思いますが)
当店の場合ですと、乾燥の悪い落花生(原料)だった場合は、乾燥するまで太陽の光と風で自然乾燥をじっくりするなど乾燥を良くしてから、原料の加工に使用します。
当たり前ですが、品質管理のずさんな会社は取引先から信用を失いますので、徹底した品質管理をしていると思います。
これは筆者の空想論ですが、もし日本が現在の中国並みにピーナッツの生産量をもっており、世界に向けて大量に輸出していたら…恐らく「アフラトキシン」がピーナッツから検出されると思います。
理由は簡単で、今まで説明してきた中国産ピーナッツと条件が同じになるからです。
いくら日本産といえど、毎年100%完ぺきなピーナッツを送ることは難しいです。
むき実タイプのピーナッツならまだしも、殻付きピーナッツ全てが乾燥しているか?を見抜くことは、ピーナッツの殻の中身を透視できる能力がない限り無理でしょう。
そして船で運搬されるのでそこでカビる可能性が出てきます。そうなると「アフラトキシン」が発生する可能性に発展します。
「私が買った中国産(輸入)ピーナッツは大丈夫かしら・・・」
と思っている方もいると思うので、カビているかの判別方法を教えます。
※ただし、全てを見分けることができませんのでご了承ください。
カビているかどうかは、基本的には他の食品と同じ判別方法ができます。
ですので、そこまで不安にならなくても大丈夫です。
そもそも乾燥の悪い落花生は下のような写真です。
※写真1 乾燥の悪い落花生
この写真単体だとイマイチ伝わらないと思いますが、この生落花生は通常の落花生よりも乾燥がとても悪いため、粒の大きさが2倍以上あります。
そして触るととても湿っていて、画面中央の粒をみてもらうと分かるように、水分と油でテカテカしているのが分かります。
このようなピーナッツが水分を含んだまま放置されるとカビが発生したり腐ります。
そして1週間も放置するとこのようになります。
※写真2 腐ったピーナッツ
※写真3 腐ったピーナッツ2
赤黒くなって、最終的には真っ黒になります。また乾燥の悪い落花生には白カビや青かびが発生してきます。
これは分かりやすいように極端な例を挙げましたが、
殻の中に最初の写真(※写真1 乾燥の悪い落花生)のような乾燥の悪い落花生が混入したまま、船で輸送されたときに、追加で湿気を吸うので最悪写真2・3のような風になってしまうと考えられます。
管理体制はよくなってきてはいるが…
中国産(輸入)ピーナッツを食べることは、100%安全とは言い切れない!
安全性を求めてピーナッツの食べるなら、「国産ピーナッツ」を推奨します!
ただ、こんな脅すような記事を書いてしまっていますが、
基本的にはお客様のお手元に届く前に起こっている事例が主なのでご安心ください。
輸入ピーナッツを扱っている日本の大手メーカーは、品質管理がしっかりしているので、輸入ピーナッツにそういった粗悪品があるか確認してから製品化していると思います。
以上が、中国産ピーナツは安全か?輸入ピーナツの安全性についてプロが解説!でした。
また国産・千葉県産のおいしくて・お手頃に買えるピーナッツをお探しの方は当店でご用意があります。
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