Qなっつってなに?落花生専門店が教えるQナッツの特徴!ピーナッツの新品種ご紹介
Qなっつってなに?落花生専門店が教えるQナッツの特徴!ピーナッツの新品種ご紹介
平成30年から販売されている千葉県の新品種の落花生「Qなっつ」(キューナッツ)について、
千葉県のHPに掲載されています「落花生新品種「千葉P114号」の特性と栽培のポイント」や「落花生栽培の手引」の画像や栽培方法や引用させてもらいながら、
「Qなっつ」を試験的に栽培・契約農家様で作って頂いた落花生を見てきた経験から筆者が落花生専門店として押さえておくべきポイントなどを交えて説明していきたいと思います。
Qなっつに興味のあるお客様にQナッツのおいしさや栽培方法など参考になる情報を載せていけたらと思います。(誤情報があった場合は判明した時点で随時変更していきますので、ご了承ください。)
専門的な話も嚙み砕いて説明しています。目次で気になる項目をチェックして「Qなっつ」への理解を深めて頂けたら幸いです。
また、当店で販売しているQなっつのから煎り落花生の情報も載せておりますので、ぜひご覧ください。
→2019年度のQなっつのから煎り新豆入荷いたしました!
目次の3.販売予定日のところで購入情報などご覧いただけます。またはこちらの記事をクリック
一般のお客様は、2-2「味・食感の特徴」から読んでいただければ、ご購入などのご参考になると思います。
目次
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「Qなっつ」という愛称は、
愛称の応募総数6330件から「落花生新品種愛称選考委員会」の方々が吟味して、選ばれたのが「Qなっつ」となりました。
愛称に込められた意味は、これまでのピーナッツを超える味=アルファベットの並び順で「P」の次が「Q」で「Qなっつ」という意味らしいです。
補足しますとピーナッツ(Peanut)の頭文字のPを超える味=Q=「Qなっつ」ということだと思います。
筆者の個人的な意見としては、ピーナッツに掛けないで、「落花生」という言葉に掛けた日本らしい愛称の方が親しみやすいのでは?という
個人の意見はさておき、この愛称とともに親しまれる品種になっていくといいなと思っております。
初めに品種の基本的な特徴から説明をしていき、その後味わいなどの特徴も触れていけたらと思います。
「Qなっつ」とは愛称で元々は「千葉P114号」という名称でした。
郷の香×関東96号(関東66号×千葉半立)を交配して出来た品種となります。
簡単に言いますと、既存の種を掛け合わせて作り出した品種となります。
分類としましては
早生種(わせしゅ)となりますので、中手豊(ナカテユタカ)や郷の香と同じグループに入ります。
今までの早生種の落花生は、さっぱりした味わいが特徴の品種となります。
※早生種とは、野菜や果物ではよく使われる用語です。読み方は、「ワセシュ」・「ソウセイシュ」どちらでもいいそうです。
意味は「普通の時季よりも早く実る品種のこと」を指します。
品種ごとの違いを知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
→落花生の品種別の特徴と豆知識 日本のピーナッツの品種は意外に多い?
Qなっつの栽培方法の流れを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
落花生栽培の初心者必見!Qナッツの栽培の流れを落花生専門店が丁寧に分かりやすく教えます。
一株の収量は中手豊と同じくらいの量で多く取れる品種に分類されています。
色んな情報が回って、「Qなっつ」は中手豊よりも多く取れるなど誤情報が流れていますが、基本的には中手豊と同じくらいとお考え下さい。
また、ナカテユタカ種と同様に殻の色も商品映えする綺麗な見栄えになっております。
ここから他の品種と違う点をご紹介致します。
良い点としては、早生種は病気に弱く、収穫時に腐っているなど管理が大変でしたが、
「Qなっつ」は他の早生種に比べると病気に強い品種になります。
また他の品種に比べ、種まきをした際の出芽率が高く、追いまきの手間が少なく済みます。
※追いまきとは、種まきをした際に、畑にまいた種から発芽しない箇所が出てくるので、その部分に新しい種を撒くことを追いまきといいます。
改善点としまして、落花生の枝茎部分が生長するつれ背丈が大きくなりすぎてしまう(株が徒長しすぎてしまう)ことです。
枝が大きくなりすぎてしまうと、落花生の収穫時期に落花生を引っこ抜いて裏返して乾かす作業(地干しといいます)を行うのが難しくなります。
研究センターの方で改善法を見出していただかないと味が良くても「Qなっつ」を栽培する農家様は二の足を踏む可能性はあると思います。
こちらは落花生専門店として扱ってみての筆者の個人的な見解ですので、ご参考程度にご覧ください。
その前に比較するために、「Qなっつ」の他に代表的な2種類の落花生の品種をご紹介。
千葉半立(チバハンダチ)・・・千葉県の落花生の中で最高級ブランドになります。一番の甘さを誇り、後を惹く味わいで食べる手が止まらなくなる品種。
中手豊(ナカテユタカ)・・・早生種の落花生。千葉半立とは違い、甘さは控えめのさっぱりした味わいが特徴の品種。
それを踏まえての、qなっつのから煎りはどうかと言いますと、
から煎り(いりざや)としての「Qなっつ」はこれまでの品種とは、甘さの質はいい意味で異なります。
早生種の落花生の中ではトップの甘さだと思います。しかし、千葉半立と比べたらどうなのか?といいますと次の画像をご覧ください。
3種類の落花生で「から煎り」にした時の比較してみました。基準は当店の商品を元に比較いたしました。
やはり千葉半立に比べると甘さの度合いは負けると思います。しかし甘さの質+食感が違います。
当店の「千葉半立のから煎り」は万人受けする甘さで後惹くおいしさに仕上がっていますが、
一方「Qなっつ」は、嚙み砕いたときの甘さが千葉半立の甘さを感じ、その後は早生種のさっぱりした後味の味わいに変わりますので、千葉半立とは差別化できた甘さだと思いました。
また、食感は早生種の食感になります!こちらも千葉半立とは異なり中手豊などの食感を好んで食べているお客様には是非お勧めしたい商品です。
まとめますと、噛み始めは千葉半立の甘さ、後味は早生種のさっぱりした甘さ+早生種の粒を噛んだ時の食感のよさが混ざり合った今までになかった品種になります!
また新たにクセになるおいしさを秘めた落花生の品種が出来たのではないかと思います。
Qなっつが販売されて半年が過ぎ、どんな評価や口コミがあるのか知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
気になる「Qなっつ」のから煎りの新豆の時期ですが、
新豆の時期の10月中旬~10月下旬頃一斉に市場の方に出回ってくると思います。
→2019年当店のQなっつのから煎り販売開始致しました!
当店のQなっつの特徴の概要
1.千葉県産の高品質な落花生!
2.直売店ならではの、ボリュームたっぷりのお求めやすいお値段!
3.甘さを感じられるおいしさでリピートするお客様多数!
当店では去年の旨味が乗っている時期の「Qなっつ」の種を使用して作ったから煎りを販売しております。
安心のベテラン農家様が作った千葉県産のQなっつを使用しております。
自然のままの状態で、洗って煎っているたけですので、「無塩・無糖・無添加」の商品となります。
高品質のQなっつを使用していますので、より甘さなどを感じることができると思います。
内容量について
内容量は、280gと大ボリューム入っております。1000円(税込)でこの内容量が入っているお店は比較して頂いてもほとんどないと思います。
他店が販売するなら+300円~700円高く販売するくらいの内容量が入っております。
当店の直売ならではのお得な価格設定となっております。
八街の高品質の甘いQなっつのから煎り落花生を食べてみたい方はぜひご検討ください。
詳しい商品説明はこちら↓
2019年度分(令和元年)のQなっつの新豆について
2019年のQなっつのゆで落花生は、台風15号の影響ですべて廃棄処分してしまったので今年の販売はございません。また来年の販売をお待ちください。
っかせい販売店・Q落花生・Qピーナッツ・八街Qなっつ・千葉Qなっつ・八街市Qなっつ販売店・Qなっつのいりざや・Qなっつ煎
当店について
2019年9月にオープンしました!
石井進商店の落花生の商品をご覧になりたい方はこちらをクリック
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電話受付時間 朝9時~夕方17時まで (月曜日は定休日)
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